医療法人社団正洋会 アイエスクリニック

内科,外科,消化器科,呼吸器科,アレルギー科,循環器科,皮膚科

〒207-0031 東京都東大和市奈良橋6-885-14
TEL 042-563-1881
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消化管内視鏡について

 当院では、胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)、大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)の両方の検査を行っております。
 内視鏡検査の際、楽に検査を受けていただくため、経鼻内視鏡、鎮静剤を用いた経口内視鏡検査を使い分けています。鎮静剤を使用する場合、検査を安全に行うため、消化器内視鏡ガイドラインに沿い、点滴を行いながら(血管確保)、血圧、脈拍、動脈血中酸素飽和度などをモニターいたします。
内視鏡室で検査を行い、検査が終わり次第、診察室で内視鏡画像をコンピューター画面でお見せしながら結果説明をいたします。(鎮静剤を使った場合は、ベッドでしばらくおやすみいただいてからの説明になります。)
★胃カメラ:
1)経鼻内視鏡:検査は10分弱で終了いたします。(内視鏡が細いため、経口内視鏡より少し時間がかかります)内視鏡の外径が約5mmと細く、内視鏡が舌の付け根を通らないため、従来の経口内視鏡に比べて検査時の不快感、吐き気がかなり軽減できます。鼻からの内視鏡は、検査中の血圧や心拍数の変動が少なく、身体的に優しい上に検査中に会話もできるために、精神的にも優しいといえます。鎮静剤を使用しないため、検査後の車の運転、仕事がすぐに可能です。
2)経口内視鏡:検査は、6分前後で終了いたします。経鼻内視鏡よりも画質が良好です。出血時の止血や場合によりポリープ切除などの治療が可能です。喉の麻酔だけの検査で苦しい場合は、鎮静剤使用すると楽に検査が受けられます。
★大腸カメラ:大腸検査の場合、ご希望が強い場合以外は、鎮静剤は使用しておりません。その理由は、特に挿入困難な場合を除いては殆ど痛み無く盲腸まで5分前後で到達できること、また、ポリープを切除する場合<情報の同時的共有>が大切と考えているからです。今、何のために何をしているのか、実際に説明を受けながら見ていただきたいと思っています。拡大内視鏡を用いれば、切除が必要なポリープ、切除不要なポリープかがその場で分かります。拡大内視鏡のおかげで無駄なポリープ切除を避けることができます。
ご不明な点は、内視鏡専門医の市場洋医師にご相談下さい(木曜日・日曜日休診)。

 


 

アレルギー性鼻炎・花粉症診療

 当院では米国でのアレルギー診療を参考に、「2020年版鼻アレルギー診療ガイドライン」に沿ったアレルギー性鼻炎・花粉症の診療・治療を行っております。
 アレルギーの原因物質が8種類わかる迅速検査も行っております。所要時間は約20分です。
 治療の基本は第2世代抗ヒスタミン薬の内服です。また、これで効果が不十分な鼻づまりには、ステロイド薬の点鼻と抗ロイコトリエン薬の内服が有効です。さらに効果が不十分で日常生活に支障をきたすような方には、期間を限って、点鼻用血管収縮薬や経口ステロイド薬を併用いたします。
 目のかゆみには抗ヒスタミン薬の点眼が有効です。おさまらない場合は、期間を限りステロイド点眼薬を併用いたしますが、こちらは緑内障のある方には使用できません。
 当院では「デポメドロール」などの強力なステロイド薬の筋肉注射は行っておりません。インフォームドコンセントのうえ、注射をご希望される方には「ノイロトロピン」の筋肉注射という方法がございます。
 また、2014年10月より、スギ花粉症の根本治療である「アレルゲン舌下免疫療法」が当院で行えるようになりました。即効性はありませんが、2年以上定期通院ができ、一般的な内服治療では効果不十分なスギ花粉症の方にお勧めです。スギ花粉飛散期には開始できませんので、ご希望の方は一度ご来院ください。
 花粉症の症状は個人差がございますので、詳しくは受診時にアレルギー専門医の佐藤長人医師とご相談下さい(水曜日・土曜日休診)。


 

喘息治療について

 当院では米国の喘息診療ガイドラインを参考に、「2018年版喘息診療ガイドライン」に沿った喘息の診療・治療を行っております。診断に有用とされている、呼気中一酸化窒素濃度の測定も保険診療で行っております。
 症状と呼吸機能による喘息のコントロールレベルにより、治療薬剤を変更致します。中心となる薬剤は吸入ステロイド薬でございます。その有効性は副作用よりも勝っており、喘息発作や喘息死を減らすことができる薬剤です。また必要に応じて、気管支拡張薬・抗ロイコトリエン薬などを併用いたします。
 喘息発作時には、来院時にスタッフがその重症度を即座に判断し、担当医師にその緊急性を伝え、優先的に診察のうえ対応致しております。詳しくは受診時にアレルギー専門医の佐藤長人医師とご相談下さい(水曜日・土曜日休診)。